仙寿椿(苗の平の大椿)

仙寿椿 20180409_2

椿の島、伊豆大島の岡田港を見下ろす高台にその椿の古木はあります。苗の平(なえのひら)の大椿、またの名を仙寿椿(せんじゅつばき)と呼ばれるこの椿は、苗の平の椿山の中でも特に大きな椿です。
樹高約18m、幹周囲192cm、樹齢300年とされます。2017年に 都立大島高校農林科の生徒が測竿で樹高を測定した時は13m弱でした。
特徴は太くてまっすぐな単幹が地上から2メートル半ほどのあたりまですっと伸びている姿です。これほど太くてまっすぐな幹をした椿は多くありません。その上は四方へ向かって枝が伸びていますが、バランスが取れた形で、堂々としています。

花は早咲きで、12月から1月頃に花のピークを迎えるそうです。2018年4月に咲き残った花を拾いました、小さめの一重で、ぎゅっと濃い赤色をしていました。

2017年3月半ばに行った時には周囲の木にぽつぽつと花が残っていました。

苗の平の椿山には約200本のヤブツバキがありますが、これらは椿油を採る目的で岡田地区の人々によって管理されてきたものだと、 案内してくださった方に伺いました。 種子から採った油を売り得た現金は、子供たちの教育費用に充てたり、ピアノを買ったりしたのだそうです。ただ今は、タイワンリスの被害が深刻で種子は全く収穫できないそです。

訪問したのは4月でしたが、仙寿椿とその周辺は、きれいに草が刈られていました。都立大島高校の 農林科の生徒さんたちやNPO方々が草刈りをしているのだそうです。

仙寿椿は、2016年(H28)に大島町の保存樹木に指定されています。(大島町「椿の木」保護育成と回復に関する条例による)
また日本ツバキ協会の優秀椿古木に認定され、2016年台帳に登録されました。
日本ツバキ協会の資料へ

<訪問日:2018/4/9,2019/3/17>

データベース

【名称】苗の平(なえのひら)の大椿、別名、仙寿椿(せんじゅつばき)
【花期】10月~12月
【所在】〒182-0017 東京都大島町苗平
【備考】
・個人所有地。

アクセス

大島町まで東京都の竹芝桟橋もしくは静岡県の熱海港より船、もしくは府中飛行場より飛行機。伊豆大島到着後は、岡田港から車で約5分、もしくは元町港より車で15分、もしくは大島空港より車で5分。

参考文献

  • フェイスブック:https://www.facebook.com/%E4%BB%99%E5%AF%BF%E6%A4%BF-%E4%BC%8A%E8%B1%86%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E5%B2%A1%E7%94%B0%E3%83%BC-367195976954626/
  • 日本ツバキ協会公式サイト:
  • https://japancamellia.org/excellent-old-camellia-register-lndex/

椿旅 新上五島、稗ノ口の大椿

新上五島の稗ノ口の大椿

長崎県新上五島町はヤブツバキが多く自生する島の一つです。町の発表によるとその数およそ680万本。その新上五島町の中通島の青方郷にある「稗ノ口の大椿(ひえのくちのおおつばき)」は、幹回りが2メートル以上、推定樹齢350年という大木です。町で一番古いとされる椿の木は、細い山道の奥、斜面地にありました。私は全国椿サミットの合間に、地元でこの椿の保全に関わっているというMさんにお願いして、同じくに来ていた椿友のMさんとともに稗ノ口の大椿まで連れて行っていただきました。街中から車で細い山道を登ってゆき、立て看板のある場所で車を降りて、徒歩で山道を行くと、程なくフェンスに囲まれた大きな椿が姿を現します。

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