Camellia ‘Furansu-jiro’
花は白、千重咲きの大輪。花径12cm、厚さ4c。花弁は23~30弁、長田円形で先端は凹頭、少しよれて重なる。花月はよく、咲き始めは少し尖った球形で、半開して宝珠状となり、すぐに完全な乙女咲きとなる。落下する寸前に僅かに雄しべが現れることがあり、これが類似品種を区別する点となる。2月下旬から咲く。
葉は中型ないしやや大型の楕円形、中折れして、全体に波曲する。葉質は厚く緑色。樹形は立ち性、枝は太く伸びはよい。枝分かれは少ない。
皆川『椿花集』(1933年、昭和8年)に記載あるが、詳細不明。
<引用・参考文献>
・現代椿集,日本ツバキ協会,講談社,1972
・園芸入門 魅力の花木 つばき,萩屋薫,主婦の友社,1974
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,誠文堂新光社,2010
<撮影場所>
・東京都品川区