野々市煎餅 愛と和

野々市煎餅 愛と和

野々市煎餅は石川県野々市市に古くから伝わる銘菓。表面に椿、じょんから踊り、冨樫家国の姿の図案を焼き付けてあります。ほんのり甘く鶏卵の風味がする小麦粉の煎餅でほっと一息にうってつけの優しい味。

同封の説明書によると、野々市煎餅の歴史は大層古く、室町時代に当地を治めた冨樫氏は幕府の要職にあり狂に自邸を構えていましたが、京の神社仏閣、諸侯に郷土の名物としてこの野々市煎餅を奉納献上したとのことです。

江戸時代になっても作り続けられ、加賀名産として『隔蓂記』(かくめいき:金閣寺の住職・鳳林承章の日記。椿についての記載もある!)などの古文書にその名が登場するそうです。
野々市は平安時代に冨樫氏を国守として加賀国府が置かれた場所で、京都との繋がりも深く歴史の古い街です。

野々市煎餅は1985年に再現され、1998年に今の味にリニューアルされのだそう。当時と製法や味が同じかは分かりませんが、歴史ある町らしい、地元で長く大事されたお菓子なのですね。

パッケージは椿とじょんから踊り、冨樫氏の家紋の七曜星がデザインされています。

参考:

野々市煎餅(同封の説明書)

野々市市公式サイト:https://www.city.nonoichi.lg.jp/soshiki/9/2760.html

 

 

椿Goodsカテゴリの最新記事