梅で有名な水戸の偕楽園。清楚で香り高い梅の花を楽しんだ後に椿の花との出会うこともできます。
園内のヤブツバキ
水戸藩第9代藩主・徳川斉昭が梅を愛したことから偕楽園と弘道館には多くの梅の木が植えられたと言います。今でも梅の名所として花の時期には多くの人がその姿と香りを楽しみにやってきます。その数100品種、3,000本といい、満開の頃には白や薄桃色、ところどころに紅色の梅の花が咲き広がる様はため息が出ます。梅林をそぞろ歩きしてから周りに目をやると、園内の大きなヤブツバキも負けじと花を咲かせていました。
本園(表門近くなど)、もみじ谷、千波湖側など、園内各所でツバキやサザンカが見られるようです。
好文亭の椿
園内のヤブツバキの他にも、好文亭では椿の園芸品種が多く見られます。好文亭奥御殿に入り、通路を歩くと、通路沿いや庭の中に花が見られます。
中に見事な列弁咲きの紅色の椿があり、思わず見入ってしまいました。
好文亭は梅の別名である「好文木」にちなんで名付けられ、斉昭はここに文人墨客、家臣、領地の人々まで集めて詩歌などを楽しんだと言います。現在の建物は1945年の空襲で焼失した後に復元されました。
<訪問日:2021年3月14日(日)晴れ>
データベース
【名称】偕楽園
【花期】 2~3月
【所在】〒310-0912 茨城県水戸市見川 1-1251
【備考】 ・営業時間:2月中旬~9月30日 / 6:00~19:00,10月1日~2月中旬 / 7:00~18:00午前9時~午後6時、
好文亭のご利用案内 2月中旬~9月30日:9:00~17:00,10月1日~2月中旬:9:00~16:30
・入園料:大人300円
・問合せ:偕楽園公園センター TEL:029-244-5454
MAIL / kairakuen@pref.ibaraki.lg.jp
【公式サイト】https://ibaraki-kairakuen.jp/
アクセス
- JR 水戸駅北口4番バス乗り場(茨城交通)より約20分、好文亭表門偕楽園東門偕楽園前下車、徒歩5分
- JR水戸駅北口6番バス乗り場(関東鉄道)より約20分、偕楽園千波湖下車、徒歩10分
- 梅まつり期間中のみ臨時運行 JR常磐線 JR偕楽園臨時駅下車、徒歩すぐ
参考文献
- 偕楽園・弘道館パンフレット
- 公式サイト:https://ibaraki-kairakuen.jp/