Camellia ‘Fuku-tsuzumi’
花は暗紅色の地に大小の白斑が入る。永楽(黒侘助)にウイルス性の白斑が入ったもの。白斑は不安定で現れないこともある。一重、筒咲き~ラッパ咲き、中輪。花期は2~5月。
葉は長楕円形、小型。樹形は立性。樹勢は炭疽病にやや弱い。
1967年に佐藤実氏(愛知)が命名・発表。
形よく咲いた花の暗紅色と白のコントラストは惚れ惚れするほど鮮やかで美しい。花糸は赤く纏まっていて、その上に鮮やかな黄色の花粉が密生して載っており、そのコントラストも見事。
<引用・参考文献>
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,成文堂新光社,2010
・色分け花図鑑 椿,桐野秋豊,学研,2005
<撮影場所>
・長崎県の椿愛好家のお宅