大量の銅剣が発見されたことで有名な島根県出雲市の荒神谷に、なぜか椿の森。園内の立札には遺跡発見を記念して、地元の揖野清雄氏から600種2000本、神門十代吉氏から15種200本が寄贈されたとあります。
荒神谷遺跡は、1983年に地中から整然と並べて埋葬された銅剣358本が見つかったことから、弥生時代の青銅器研究を再考するきっかけとなった日本古代史、考古学の大発見です。翌年には銅鐸6個、銅矛16本という大量の青銅器が出土し、いずれも国宝に指定されました。
この荒神谷遺跡と博物館を含めた史跡公園ですが、その一角にあるのが椿の森です。
中心に春爛漫の3月、椿の会の椿友たちと訪ねました。椿の森に人気は少なく、私たちは緑豊かな公園を気ままに見て回りました。
名札が欠落しているものも多く品種がわからないのですが、毎年美しい花を咲かせて来訪者を楽しませ、3月には椿まつりもあるようです。
ここで見られるツバキ
ここには白露錦、大山清光、瀬戸紫、永楽、姫侘助、嫁が島、太田白、虹玉、本白玉などがあります。
<訪問日:2018年3月12日晴天>
データベース
【名称】荒神谷史跡公園椿の森
【コレクション】 約400種、2000本(2016年2月現在)
【花期】 3月頃
【所在】〒699-0503 島根県出雲市斐川町神庭873番地8
【備考】
・営業時間:午前9時~午後6時、入園料無料
・定休日:年末年始
・問合せ:0853-72-9044(9時~17時)
【公式サイト】http://www.kojindani.jp/
アクセス
- 電車:JR山陰本線 荘原駅からタクシーで約5分、出雲市駅から車で20分
- 車:山陰自動車道 斐川ICから約5分
参考文献
- 荒神谷博物館公式サイト:http://www.kojindani.jp/