渓谷に佇む椿たち
バスの中で同行者に「ここは有名な育苗園だったそうよ」と教えられました。見学は霧雨の中を深い渓谷を抱く急斜面に、ところ狭しと植えられた多彩な植物群を見て歩くコースでした。約2ヘクタールの敷地には、1000品種のツバキ、450種類のマグノリア、ツツジ、シャクナゲ、針葉樹など多彩な植物が溢れていました。
ここは著名な育苗家だったオットー・アイゼンハット(Otto Eisenhut)氏の持ち物でしたが、寄付されて現在の植物園になったそうです。
斜面に張り巡らされた細い道の両側からツツジやツバキが張り出して茂っており、その中を歩くのはまるで迷路を探検している気分です。視界が遮られた茂みからパッとひらけた場所に咲いた満開のコブシや鮮やかなツバキの花を見たり、あるいは薄暗い樹下にポツンと咲いた好みの一輪を見つけたりと、印象的なひと時を味わいました。
ここで見ることのできたツバキ
<2023年3月>
訪問:2003年3月30日(水)曇り時々雨
参考:
- 入り口の案内板
- https://www.ticino.ch/en/commons/details/Botanical-garden-of-Gambarogno/85680.html
- I C S大会イタリア会議公式案内(A guide to the ICS 2023 Congress):https://internationalcamellia.org/public/downloads/nLfKj/Splendor%20of%20Italian%20Camellias.pdf