Camellia ‘Bokuhan-nishiki’
花は紅色、一重、唐子咲き、小輪。唐子弁が揃って立ち、弁端が白く、花弁の脈が浮いて見える。11〜4月頃咲く。
葉は楕円形、中形。樹形は立性、叢生。
古くからある品種だが、来歴不詳。
小さな花の真ん中で、ぎゅっと集まった唐子弁が立ち上がって並んでいる様子がとても綺麗。小輪ながら精密に整った美しい花姿は神秘的でさえあり、なんでこんな風になったのかしら? と、ついじっと見つめてしまう。
唐子弁の花は幾種類かあって、良く似たものもあり、図鑑や写真で見ているとわからなくなります。見分けるには、花の大きさ、花弁の枚数、唐子弁の特徴、花期、などを頼りに、葉や樹の様子も参考にしてゆきます。
<引用・参考文献>
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,成文堂新光社,2010
・色分け花図鑑 椿,桐野秋豊,学研,2005
<撮影場所>
・椿花ガーデン
・神代植物園つばき・さざんか園
・武蔵丘陵森林公園のツバキ園