Camellia ‘Kanto-tsukimi-guruma’
花は淡桃色の底白、一重、ラッパ咲きか筒咲き、小輪(花径は6~7cm)。花弁は5~7枚。弁端は凹頭。筒しべで、雄しべの数は少なく、花糸は乳白色、葯は黄色。結実する。開花は3〜4月。葉は濃緑色、倒卵型、小~中形。樹形は立性。
来歴は古く、伊藤『椿花集』に「三妻」と記載される同名の品種が現在に伝わったもの。上品で優美な品種として知られる。早咲きの月見車と区別するために1972年頃に命名。もともと多摩地域で「桃佗」と呼ばれていた。
<引用・参考文献>
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,成文堂新光社,2010
・現代椿集,日本ツバキ協会,講談社,1972
<撮影>
・光が丘夏の雲公園ツバキ園