晴れた空を背景に、太神楽が咲いています。太神楽を見ると、この花が好きだった画家の堀文子を思い出します。今日の昼休みは、会社の椿図書館で画集を眺めています。
以前、「サライ」に堀文子の「太神楽」の豆皿が付録についていたことがありました。
太神楽(だいかぐら)という椿は、いわゆる「江戸椿」とよばれる品種で、江戸時代に生まれた古典品種です。紅色地に白斑が入り、牡丹咲きから獅子咲きの華やかな花容をした大輪の花です。神奈川県大磯の堀さんのご自宅の庭には樹齢100年を超す太神楽の樹があり、堀さんは好んで描いていたそうです。
(その時のブログ記事:堀文子の「太神楽」豆皿はこちら)
ご近所の椿スポットの一つであるここはバス停近くの路上ですが、建物にへばりつくように椿が咲きます。去年から周りの雑草が綺麗に取り払われて、椿の花数も増え、綺麗に咲くようになりました。長く、ゆっくり咲き続け、街かどの椿は今日も道ゆく人を楽しませています。