【椿の名所】椿の島・伊豆大島

「椿の島」と言えば誰もが思い浮かべるのが、伊豆大島。 昔からヤブツバキが多く自生し、椿油でも知られます。

伊豆大島は祖父が事業を始めた場所であり、私にとって子供の頃から夏休みや春休みを過ごした第二の故郷です。大島はいたるところにヤブツバキが自生するだけでなく、古くから椿園がありました。椿に囲まれた日々が当たりだったのです。近年ヤブツバキに彩られ風景は年々薄れ、道をゆくアンコさんの装束をした女性の姿も見かけなくなりました。それでも伊豆大島の原風景は椿と共にあると思っています。

大島の椿の名所Map

大島椿めぐり 椿の楽園伊豆大島椿ガイドより2018
大島椿めぐり 椿の楽園伊豆大島椿ガイドより

島内には自生する椿の他に、防風林や生け垣として植えられた椿、 種子から油を採るためにの椿山や椿林が古くからから生活の中にありました。また園芸品種をそろえた椿園も3園あります。
そうした伊豆大島の代表的な椿の名所が「大島椿めぐり 椿の楽園伊豆大島椿ガイド」 に紹介されています。

①新開の椿防風林
②野地の椿 
③空港下椿の散歩道
④新込の椿並木
⑤都立大島高校椿園
⑥椿花ガーデン
⑦椿の森公園
⑧さざんかの道
⑨しくぼの大木の椿並木
⑩波浮山口の椿トンネル
⑪都立大島公園
⑫泉津の椿トンネル
⑬仙寿椿

都立大島高校椿園

世界でも珍しい教育機関が管理運営する椿園。農林課の生徒たちが日々手入れをしたり教材として活用しています。 2016年 国際ツバキ協会により国際優秀ツバキ園に認定されました。
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都立大島公園椿園

広大な敷地を有する都立公園の園内には約1000種類3200本の園芸品種の椿と大島自生種のヤブツバキ 約5000本があり、日本最大級の椿園です。 11月から4月にかけて様々な園芸品種が咲き来園者を楽しませます。2016年 国際ツバキ協会により国際優秀ツバキ園に認定されました。
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椿花ガーデン

個人経営の椿の庭園。早咲きツバキが多く、また夏咲きのアザレアツバキもあるため年間を通じてツバキ科の花が咲いています。散策が楽しめるように工夫された庭のデザインや木の状態がとても良いことから、国内トップクラスの椿の庭です。 2016年 国際ツバキ協会により国際優秀ツバキ園に認定されました。
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仙寿椿 (苗の平の大椿)

岡田港に近い苗の平という場所はかつて椿油をとるために椿を育てた場所でした。その苗の平の椿林の中でひときわ大きなのが苗の平の大椿。最近は仙寿椿とも呼ばれます。
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泉津の椿トンネル

大島の代表的な椿トンネル。樹齢200年前後の古木が多く生えており都道の上をトンネルのように覆って独特の景観を作り出しています。近年は大型バスが通るようになりトンネルの木は高く茂りは薄くなっています。

泉津椿トンネル20060204_3
泉津椿トンネル2006年2月4日撮影
泉津の椿トンネルと大木19910106_2
泉津の椿トンネルと大木1991年1月6撮影

新開の椿防風林

農家が家屋や畑を今日う風から守るための防風林として、また椿油を採取するために椿が植えられていました。樹齢数十年から100年ほどの木が約3㎞にわたって続きます。この辺りには9月頃から咲く開花の速い椿、稀に白花や桃色の花を咲かせる椿が混在します。

赤禿新込間の椿並木

元は防風林として植えられた椿並木。9月下旬ころから早咲きする花、桃色の花が咲くこともあります。

波浮(山口)の椿トンネル

道路両脇に樹齢100年ほどの椿の木がトンネルを作っています。波浮には明治から昭和にかけて与謝野鉄幹、晶子、林芙美子、土田耕平、幸田露伴など著名な文人が多く訪れて作品に残したことから、これを偲んで文学碑が建てられています。

差木地シクボの大木の椿並木

樹齢100~200年の椿の古木が列をなしています。中には幹回り160cmの木もあり、5本が1994年(平成6年)に大島町の保存樹木に指定されています。

波浮と差木地の椿の名所は近いので、散歩ルートでも回れます。

第11回全国椿サミット伊豆大島大会パンフレットには他にもさまざまな椿の名所マップ掲載されていました。現在どのようになっているかの確認はとっていませんが参考に載せておきます。

第11回全国椿サミット伊豆大島大会パンフレットより(2001年)

参考資料

  • 大島椿めぐり 椿の楽園伊豆大島椿ガイド ,大島観光協会,2018
  • 第11回全国椿サミット伊豆大島大会パンフレット,2001
  • 伊豆諸島ロケーションガイド,東海汽船,2018