Camellia ‘Kasugayama’
花は鮮やかな紅色に白班が入る。白斑は不整形の大絞り、または横雲絞り。八重咲き、牡丹咲き、獅子咲き。大輪(花径は12cm、厚さ3.5cm)、花弁は幅広く20弁くらい。内側の花弁は不規則な波状で、乱れることが多い。雄しべはユキツバキ状しべ、散しべや割しべになり、一部が旗弁に変化して雄しべ群の中に混在することがある。花糸は鮮明な黄色。蕾は楕円形で尖る。開花は3〜4月。
葉は淡緑色で黄色の班が入ることもある。楕円〜倒卵形、小〜中形、先端は尖り、鋸歯は細かくやや尖る。葉柄は7mmで有毛。樹形は叢生(そうせい)、横張り性、樹勢は強い。
来歴はユキツバキ系。上越市で川村弥一氏が採集し1966年に命名・発表。
<引用・参考文献>
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,成文堂新光社,2010
・現代椿集,日本ツバキ協会,講談社,1972
<撮影>
・光が丘夏の雲公園ツバキ園