大山白(だいせんはく)

大山白(だいせんはく)

Camellia ‘Daisenhaku’

花は、白、一重、筒咲き、しべは長く先細りの筒しべ。小輪。12〜4月頃咲く。
葉は、楕円形、中形。やや中折れし鋸歯は目立たない。樹形は立性、樹勢は強い、枝は密に茂る。

大山白20181229_1
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大山白20181229_2
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大山白20181229_4
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大山白20181229_3
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原木は島根県安来市の山間、布部ダムの付近にあり、地元で川奥の白椿と呼ばれる樹齢100年以上の古木とされる。鳥取県境港市の氷見久寿氏が1974頃年頃に発表。産地は島根。名は島根の名山、大山が白雪を頂く様に因むという。

花弁は桜の花弁のように先に切れ込みが入った形。真っ白で厚みがあってしっかりした感じの花弁、先細りした雄しべ、形のよい花形。シンプルで力強く綺麗だなあ、と感心します。

<引用・参考文献>
・最新 日本ツバキ図鑑,日本ツバキ協会,成文堂新光社,2010
・色分け花図鑑 椿,桐野秋豊,学研,2005
・現代椿集,日本ツバキ協会,講談社,1972

<撮影場所>
・東京都品川区

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